中外交易株式会社

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ウルトラシン

ウルトラシン

[1]考、ウルトラシン

斬新で、魅力ある建装材は、業界に於いて、そうそう披露されるものではありません。待望が熟する「期」というものがあるのでしょう。内装材とでは、「木」や「紙」や「石・タイル」etc.それに類似する性質の素材のものが、変化・変質して使用されてきましたが、いかんせん、従前より有るものばかりで、ややもすると、出尽くしの感があります。この物質的膠着の中で、一時、アクリル系人工大理石が注目され、主に水まわりの壁材として、使用され、一世を風靡したこともありました。しかし、今では、この用途での採用はあまり目にすることもなくなりました。壁材として、少し「美質」の要素に欠けていたのかもしれません。昨今、こういう、「従来材への深い慣れすぎ」から決離したいというフレーバーが満ちてきた感があります。

そこに、はるか遠くの予想外のところから、しっかりとした歩みで「ウルトラシン」が接近してきました。それは、高貴な印象を携え、極当たり前に、キッチン・洗面での信頼できるカウンタートップ材として、水回りの用途に認められ、昨年(令和3年)の秋頃より、市場に出て行きます。(弊社、受注製作例を参照)。

次に、㋐5mmという厚みが、加工性、施工性に新味のある、いわゆるハンドリングに適しているという点と、なにより、悠然とした仕上がり栄えを露表する、素材自体の魅力が、全体のカラーコーディネイトという思案に添い、その結果、同時に質感のコーディネイトという演出も表現してくれました。カウンタートップの水平面と、壁側の垂直面とが同一材で直角に組み交わると、実に清新な印象を焼き付けてくれます。不燃材ではなく、難燃性の素材ということで、火元の正面には使用できませんが、その他のところに於いては、広範囲に、この材料の使用目的を射止めることができます。

さらに、「ウルトラシン」は、一躍、< 新パネル材、誕生 >という別のステージへと進みます。実は、この用途においてこそ、「 ウルトラシン 」は、建築用内装材として、独創的な真価を発揮致します。つまり、素材への注目を十分に、そして、強引に引き付けることになるのです。また、このことは、新たな創造を演出する意欲への出発点にもなります。< 「引き出し」「扉の表面材」として使用する ・・・・と、どのようになるだろう>と、誰しもが、今まで、意向のかけらもない全体像を、突然、描き出そうとします。  つまり、㋐5mmの「厚さ」と「軽さ」という特長に、ラミネート材としての用途の適性を、瞬間的に探りあて、見つけ出します。それは間髪を入れずに、実行されます。「ドア・引き出し」へのラミネート、「背板」「側板」etc.、あらゆる面材へのラミネート ・・・・。ここに「ウルトラシン」による、S/Kのトータルイメージの感激すべき刷新が完成します。

さて、この「ウルトラシン」の<興味深い橋渡し>を一時的な、たまさかの偶然と見立てますか。「ウルトラシン」の内装建材としての可能性の真の理由はどこにあるのでしょうか。まず、ひとつの重要な要素として強調したいことは、シート材の厚みに注目して欲しいということです。「厚い」ということは、同質の素材で同士では、とりもなおさず、「軽い」ということに他なりません。そのことが、「ラミネート仕様」を可能にし、用途を広くし、自ずからの存在価値を大きく高めています。決して、他のクオーツ材の追随を許しません。言い換えるとクオーツの縦面使いなどと、今だかつて例がなく、重宝されるのは、無理からぬことでもありますが・・・・。いずれのケースでも、その美質が醸し出す、衝撃的な美観には、目を奪われます。

「ウルトラシン」の構成物質のほとんどは、「水晶」で占められています。この貴重な原材のもつ質感が、見る人を落ち着きある優美な住間へ誘うのでしょう。月並みな表現ですが、「ウルトラシン」のことは「ウルトラシン」に聞いて欲しいと思います。実際に手にとって、「ウルトラシン」に触れてみてください。何を感じるか、訴えてくる輝きとはどんなものか。ご自身で確認されると宜しいでしょう。そして、製作し提供する弊社と、この魅力に魅了されるユーザーとで、「ウルトラシン」から滲み出る、静謐な触激による、深い味わい感を、是非ともトゥゲザー致しましょう。



[2]ウルトラシン 概要

 a) ウルトラシンの種類 ( 正材 1440mm x 3050mm ) 価格帯は2種類  ※印はLuxuryシリーズ。

 b) ウルトラシンの特長

〇 構成物質の90~93%、水晶。
〇 驚異の極薄クオーツ。 ㋐5mm。
〇 全品 マット調仕上げ。
〇 軽量タイプ。 約11kg/㎡。
  参考 ( 12mm クオーツ 約31kg/㎡ / 9mm 人大 約16kg/㎡ / 12mm 人大 約21kg/㎡ )
〇 傷や摩耗に強い。
〇 経年での表面劣化が起こりにくい。

 c) ウルトラシンの推奨用途

〇 キッチンカウンター
〇 洗面カウンター
〇 壁面パネル材、吊り戸下端の仕切り材
〇 キッチン・洗面用 背板・側板 etc.
〇 扉・引き出し etc.の面材
〇 家具カウンター
〇 床材
〇 笠木 / 出窓 / 引き戸 etc. 一般内装材

 d) ウルトラシンの物性・試験データ

 e) 中外の加工製作での標準仕様

〇 キッチンカウンター/洗面カウンターのシンク部分及び洗面器部分の裏側に㋐6mm(又は㋐9mm)
  の人大カウンターを各々、W1200、W800の幅で、全面貼り致します。 
〇 見付けの接着は、全てトメ加工( 90°接着では、表面の凹凸がとれて、研磨出来ないため )。
〇 見付け裏側には、「9×20×50」「12×20×50」仕上げetc.の人大を強度の補強材として念の為、
  接着致します。
〇 ガスコンロ・IHヒーターの廻りは、断熱材を必ず使用致します。

 f) ご採用に当たっての注意点

〇 厚みに於いては、ロットにより若干のむらががある場合があります。
〇 蓄熱・変色etc.の予期せぬ事態を想定して、屋外でのご使用は禁止とします。
〇 集合物件では、事前に、材料の仮発注書をお願い致します( 頭出し日より90日程度前 )。
  製作期間も必要ですので、宜敷くお願い致します。