ステンレスシンク開発の歴史
昭和63年10月 |
S/Kに携わる方々の期待に応えて HLm/mハイグレードSINKを送り出すにあたり 感謝の意をこめて |
戦後40年以上になりますが、0.4mm厚のステンレス流し台に磨耗による穴があいたなどという話は、誰も聞いたことがないのではないでしょうか?使い古すより前に新・改築でとりかえてしまう機会が多いようです。実際、ステンレスのもつ耐摩耗性という特質には驚くべきものがあります。
弊社のオーバーカウンターシンク【KG】シリーズは0.7mmの天板(ボウル0.6~0.7mm)の仕様によるものですから現実的な意味で磨耗に関しての心配は全く有りません。それ故、今後ともニーズのあるタイプに限り、生産・販売をつづけていく価値が十分に有るだろうと考えています。
一方それとは別に、弊社には、多数のS/K関係者より、高級感あふれるハイグレードなシンクを開発・供給するべきとの要望がひろくよせられてまいりました。取付上の問題点・コスト上の問題点を解決した上でより美しいシンクを、という要望を満たすのは至難の事と思われたのですが、弊社としては、多少でも市場に貢献できる可能性のあるかぎり、全力を尽くすべきと考え、以来開発・工夫を重ねつづけてきました。 そして今、ようやく日本で初めての試みではないかと自負しているのですが、1mm天板に曲線の美しいプレスボールシンクを合わせるという画期的なオーバーカウンターシンク【HLm/m】シリーズを業界に送り出せるに至りました。
これは一重に、再々貴重な参考意見を下さられた、S/Kに携わる方々のお力添えの賜物と深く感謝いたしております。紙面上で失礼とは存じますが、厚く御礼を申し上げたいと思います。
そしてまた、今後とも益々の御指導・御鞭撻の程、宜敷くお願いいたしますとともに、HLm/mシンクが皆様方に無限に愛されることを心から願っております。
昭和63年12月 |
珠玉の手板金ステンレスシンク 【TBK】 シリーズ ディスポーザーの振動対策には「厚い」が一番 |
手板金ステンレスシンクは、製作図に従い、クラフトマンが折り曲げと溶接で一品一品丹念に製作する、まさに手作りの逸品です。ユーザー自身が寸法形状を自由に図面化できること、量産ができないためコスト高についてしまうこと、滑らかでない、ごつい、見るからに頑健なイメージに仕上がること、善し悪しは別にして以上3点が手板金シンクの主な特徴といえます。本カタログに掲載したシンクは、日頃引合いの多いものの中で、サイズ的・機能的に利便的と判断したものを、多少でもコスト性を追及しようと、製作工場に対してロットで注文している、常備在庫品です。より多く重宝することを願い、水切りプレート・バスケットetc、備品も用意致しました。機会が有りましたらぜひ一度、手作りの一品をS/Kレイアウトの中にほうり込んでほしいと思います。
昭和63年12月 |
A1m/mシリーズ発売にあたり 本邦初、1mm厚プレスボウル |
A1m/mシリーズとは、日本国内市場に初めて紹介される1mm厚Stainlessプレスボウルと、それを用いた全1mmオーバーカウンターStainless Sinkシ
リーズの総称です。
パーティーシンクを含む8種類のボウルバリエーションを背景に、本邦初のプレス製造による1mmシンク群を発表できますことは1000ton能力を有する高圧プレス機工場の協力もさることながら、日常業務のたずさわる環境が、その可能性を見出せるポジションにありえたからでしょうか。あるいは、商品がカオス的に満ちる建設市場の中で、単に商事に利潤を求めるのではなく、“冷徹に〈物〉を見極める眼”を培うことを、一位的な心構えとして活動して来たことへの褒美であるのでしょうか。
見回してみますと、欧・米からの輸入品の1mmプレスSinkが、すでに10数年前よりS/K業界に紹介されていますが、シンク槽が一部をのぞき押しなべて150mm程と浅く、その上大型ゴミ収納器が取りつかない仕様であることから、日本人の生活にはなじみの薄いものでした。食器洗い機の普及等により洗う機能の必要性が減少するという観点に立つにしても、本格的な洗いの作業が無くなる訳ではありません。小さいボウルサイズが重宝されるならいざ知らず、浅い寸法・形状がよいという理由にはならないのです。幸い、深いしぼりのA1m/mシリーズは、試作段階より、設計事務所やS/K業界の方々から、曲線の優美な在来プレスシンクのコスト性と手板金シンクの厚さからくる質感を同時に重ねもつ究極のステンレスシンクであるとの評価を頂いております。
とはいえ、1mmプレスボウルの企画を完遂するなど、向後、全く予測しえない未開・未踏の市場に、単独で挑戦することになる訳で、弊社の引きしぼる矢が極星の煌きをみごと射落とせるという保証は無いのです。また、従前誰も為さざる領域事項を行いきることには、財政上の危険と期待感の重圧というある種の強迫観念が伴い、平生他の製品の業績にさえ悪影響を及ぼすことも考えられます。だからこそ弊社は、1mmプレスボウルの先駆者として拍手でむかえられる喜びと、市場での基本的な先行権に安住することなく、SK業界に独自の金字塔をうちたてるべく、邁進しなければならないと考えております。
ことここに至りましては、システムキッチンと日々触れ遭うユーザーの夢を、徹底的に追求した機能的デザインと重厚なグレード感を理解していただき、御利用下さる皆様方にいつまでも大切にしていただけることを、心より願っております。
追記今日からディスポウザーシンクと呼んでください!
本邦初のプレス製造による1mmシンク群。(OF)タイプは 。
厚みからくる重量感はすでに業界でも評価が高く、最近の国内建築の最高峰とも言われる《首相官邸》に於いても、多数のご採用をいただいております。
息の長いご採用、ありがとうございます。
平成9年10月 |
段シンク&ポケットシンク発売にあたり ニューコンセプト【PRS】シリーズ、堂々の15種! |
まず最初に、このNEWシンク群と対面するにあたり、豊富なボウルバリエーションに評価と驚嘆をいただきたいと思います。バブル崩壊後、価格破壊と競争激化による手中私益の減少、さらには建築業界全体におよぶ土地絡みの未だ癒しきらぬ傷跡、深く沈みこむこの閉塞状況下、NEWシンク金型への多額の投資が果たして可能なものなのでしょうか。
ここ最近、SKの標準奥行き寸法がD.600からD.650へ改変しつつあります。この50mmの余裕を生かして〈水切りプレート・カッティングボードをシンク内で操作する〉〈簡単な小物を整理する〉というような、シンク形状も従来とは別の要素を期待する潮流が生じてきています。そこで本シリーズでは、プレートetc.が左右・中央・全ポジションへスムーズにスライドする形状を新ニーズ的使い勝手のベストとして、しぼり段を手前・奥で全面平行にとり、又、ポケットを考案致しました。
First draw (1番しぼり・1200ton)、Second draw (2番しぼり・1000ton)、従来のプレス品と違い、本シリーズの製品は、さらなるプレス工程Re-strike (3番しぼり・1000ton)ではじめて成形完了されます。次に、外周トリム(淵どり・400ton)、排水穴あけ加工(110ton)を経て、ピアス(ポケットの穴あけ)・バーリング加工(下部へのおりまげ)・ポケット部の溶接(あらかじめプレス成形したポケットをシーム溶接)・電解研磨の作業へと続きます。
この様に、【PRS】シリーズの製品は、特に最終形としてのポケットシンクは、プレスシンクながら、製造に大変な時間と労力を必要とします。あえてこの時期にというご指摘もありますが、カウンター寸法が変わる、正にこの時期にという考え方もあっていいと致しましょう。時間と労力と投資を超えて、新ニーズへの対応を優先する勇気に大きな拍手と後援を承りたいと思います。
このニューコンセプトプレスボウルが、シンプルフォーム【A1m/m】シリーズ共々、深く生活に根をおろし、時間の経過とともにより高い評価をいただけますことを、心より願いつつ、叶いつつ?、夢みつつ・・・・・・。
平成14年2月 |
シンクルネッサンス 【YME】 シリーズ オーバーカウンターシンク 【Y・M・E】 シリーズは、従来品 【 KG 】 シリーズの再編・発展シリーズです。 トップ(天板)を、 ㋐ 0.7mmBAタイプから ㋐ 0.8mm市松エンボスタイプへ・・・・・・。 |
平成20年2月 |
【Y・M・E】 シリーズに新しくパーティーシンクがラインアップされます。
従来のA1m/mシリーズと比較して、ボウル・トップ共薄くなりますが、スタンダードタイプとして、是非ご愛用をお願い致します。 |
平成21年1月 |
珠玉の手板金ステンレスシンク 【RaS】シリーズ 「1」「2」 Rectangle&Square Sinks 使いやすい、ステンレスシンクが一番いい。 1mm厚(SUS304)・6R溶接・・・・・・新企画、収納コンセプト! |
平成22年4月 |
フォルム | 深さ |
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求めるものは、小Rで造形する直線的なフォルム。 プレスシンクでは不可能な形状の追求。 清掃性も重視して・・・・・・目標設定した最小Rは6R! |
SUS304でのプレスシンクの深さは約190mm。 それはプレス設備でしぼれる限界の寸法。 しかし、RASシリーズでは、収納機能を考慮して、基本H寸法を205 mmとさらに深めに設定。 |
静音 | 研磨 |
ブチルゴム㋐ 6mm+0.1mm アルミ箔、サイレントシート。 今や〈中外〉を代表する製品設備のひとつです。 セット品番で是非ご用命下さい。 (側面部の静音材は、㋐ 2mm+0.05mmSUS箔。) |
6Rという小アールの研磨手順を独自に創案。研磨工程の成熟を見て、 小R溶接シンクの実現性に確かな手ごたえを得る。 |
収納 |
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シンク内収納は可能でしょうか・・・・・・。 「ベースパネル」と「ホルダーボックス」をセットする、脱着式、 シンク内収納機能「シンクボックス」をここに提案。 |
備品 |
オリジナルデザインによるNEW「水切りトレー」「カッティングボード」を同時にラインナップ。各々、シンクと直かに使用することも、又、トレーを下に、重ね置きして使用することも可能です。 |
流水路 |
センター排水の機種には、逆くの字形の流水路を造形しました。 |
■小ルームシンク | ■備品アラカルト |
平成22年10月 |
リッチな オーバーカウンターシンク 【 Jstn 】 シリーズ「1」 こんなシンクが欲しいと思い描いたとき、そんなシンクをパンフレットで目にした。 SKワークで、信じられる感動・・・・・・実際に共有できるストーリー。 |
本邦初 特許出願中 |
弊社オリジナルステンレスシンク、[PRS]シリーズを、弊社オリジナルアクリル人大、[カルチャードマーブル・ナインシリーズ]を用い、接着工法でホールドした、人工大理石とステンレスシンクのFirstコンタクト・・・それが本シリーズです。デザインでは、大手設計事務所OB、T・U氏にアドバイスをいただきました。豊富なバリエーションのカラーコーディネイトが可能なこと、さらにステンレスシンクのきめ細かい機能性を併せ持つシンクとして、中外期待の大きな提案シンクです。
〈ジェイステン〉と、気軽に声をかけていただければ望外の喜びであります。
■用途
- 木質系カウンター(集収材・ポストフォームetc.)にドロップイン。
- 人大カウンターに、オーバーシンクはいかがでしょうか。
- ステンレスカウンターに洒落たアクセントとしてジェイステン。
- 最新のデザインで、リフォームが映えます。