板金シンク、これはいけない!
1. 板金シンクでの直角溶接 ・・・ これはいけない!
水平面であれ、垂直面であれ、側面であれ、板金タイプのシンクで、90°溶接にすると、切断・溶接の工程が簡易になり、製作コストを軽減できます。結果、安価に販売することが可能になります。
しかし、辺の溶接部は直角になるため掃除がしにくく、特に3辺が交差する部分は極端な入り角になり、まったく清掃性が悪くなります。直角溶接で製作された板金シンクのことを、S/K市場では「ゴミ溜まりシンク」と言います。
ゴミが溜まるということは、臭気も残るということです。以上をふまえ、この手のシンクは、なるべくご使用にならないようしたいものです。
2. 間違ったシンクの取り付け方 ・・・これはいけない!
アンダーシンクをカウンターに、「フラットに取りつけよう」とする方法について
アンダーシンクのツバは、一見フラットに見えますが、実際は、小さく波打ち、大きくうねり、外側にたれ下がり、はね上がり、それらが複合して、全く平らではありません。このことは、プレスシンク、板金シンクの両方に、共通して見られる状態です。従って、カウンターに「フラット固定」を試みると、下記の様なことが想定されます。
一方、カウンター側を、かき込むにしても、まったく均一にフラットに加工することは困難です。どう考えても、使用する上では、「安全」ではなく、「キレイ」ではなく、「清潔」ではありません。弊社が、長い間、研究してきた結果の判断です。 この様な、カウンターへのシンクの固定の仕方は、お推めできません。
又、この取り付け方でシンクを固着すると、シンクを単独でとりはずすことはできないと思います。