カスタマイズトップ

カスタマイズトップの可能性を踏まえて

まず初めに、人工大理石による、いろいろな形象（フォルム）をご覧下さい。
全て、15年、20年、あるいはそれより以前に製作されて、今尚、会社・工場・家庭で、使用されているものです。
もちろん、カークスタイルの手法を意図的に取り込む前のものです。テーブルの平面での色の混交ｅｔｃ．は、明らかに、カスタマイズトップの登場の予兆を感じさせてくれます。又、何気なく色違いの材料を接着して、アクセント調にかたどるものもあります。「希望するもの」を求めて、何も考えず、自然体で創作されたものです。
写真としては、美観上、芳しくないものもありますが、出来る限り、＜使用状態のまま＞という方針でホームページに掲載しています。

カスタマイズトップも最終章になります。
「ＢＧ・Ｒ（アール）接着」や「ＫＡＡＣ（カーク）スタイル」の紹介時、すでに人工大理石の魅力については、紹介し終えたという思いもあるのですが、エンドユーザーの皆さんには、この素材の基本的な可能性について、今一つ、これまでとは別のイメージをご理解を頂く、ひとつの章になれば、と考えています。

カークスタイルは、
ある時、「中外が担うべき使命」として、企画に行きついた観があります。体系づけるのに時間と労力を費やしましたが、このことを自覚するための潜在的要素は、以前から醸成されていたのでしょう。
認識が今のレベルに達していれば、かつての造形も、多少は違ってできていたと思います。

ということになるのでしょうか。

いくつかの実験を行ない、確認し、その結果新しい自信にも繋がりました。
望む所に、望む大きさで、望む形を・・・・・・。
「カークスタイル」の視覚的な体験を生かして、色変わりとラインの魅惑を意図的に取り入れて下さい。 それでこそ、自分自身の＜ そこに在ってほしいもの＞を具現化するという望みは、より一層の充足を際立たせます。
カスタマイズトップ、その先にあるもの・・・・・・。
それは、エンドユーザーの感性と二人三脚です。

■再再のアピール

人工大理石は、
「火に強く」「水に強く」「キズに強く」 それでいて、「加工性に卓越」していることは、それなりに知られていると思いますが、以外に見逃されている、今一つの大きな特長としては、「カラーと模様」が、非常に個性的であり、豊富であるということです。そして、それらは自由にシームレス接着（接着線の分かりにくい接着）が可能であり、シート材の組合わせ、ラインの入れ方次第では、今まで体験したことない興味深い味わいを醸し出します。

使用するシート材、
についてですが、その都度正材（例えばＷ．３６８０ × Ｄ．７６０）を複数枚購入するということであれば、全く予算が大きくなってしまいます。それを節約するために、たまたまある「残り材」だけでの限られたシートでの製作を考えますと、「自由に色、模様を使えないということになりますので、弊社は、「分割材」での販売を行っています。

「分割材」は、
「タテ割り材」と「横割り材」「タテ割り材の横割り材」で販売されます。正材の切り売りシステムと「カスタマイズトップ」の関係は、「中外」ならではと言えます。ちなみに、Ｗ．３６８０×Ｄ，７６０の正材の最小の＜分割材＞は、Ｗ．１２１０×Ｄ．１００です。

シート材の種類の多いことが、おもしろみの選択肢を広げます。８０色以上のシート材の在庫色に加え、「カスタマイズトップ」のホームページ掲載用の「変わり色見付け」「アクセントライン」の接着サンプル製作中に、「分割材 専用色」として、さらなる２０色を追加・用意しました。

■補足

お渡し価格に関しては、平易的な形状物であれば、製作前に積算できますが、複雑なものは、製作時間での合計しか積算できませんので、当然製作後の積算ということになります。この場合は、材料費の他、切断、接着、面とり、みがきｅｔｃ．に要した延べ時間の合計で積算されます。予めご了承下さい。
一分間７０円としています。従って、形状が複雑になり、接着が増えると、みがきにも時間がかかります。手間が増える分、工賃が嵩むことになります。リードタイムは、製作図承認後約３Ｗ～４Ｗです。製作図は、ご希望を伺い、弊社にて行ないます。
参考までに、写真の中にある、理容店で使用する「刈り布掛け」だけは、「カークスタイル」として、ホームページに掲載した後に製作したものです。製作に要した時間は、１台２５数時間以上です。お渡し価格にすれば、材・工合わせて（１３万円/台)程度になります。複雑になると、決して安価な形状品ということにはなりませんので、ご注意下さい。